ファンクションメソッドによるメールマガジン 発行人         
ファンクションメソッド英語研究会
中嶋太一郎
日本実業出版社刊「イメトレ英語学習法」、はまの出版「7つの動詞で身につける英語発想」等の著者中嶋太一郎が発行する無料メールマガジン
      ファンクションメソッドは、次世代の英語・英会話学習法です。

(1) 英語は英語の発想でとらえなければならない

put offと言えばほとんどの人が「延期する」「消す」「止める」などの意味だと知っておられると思います。日本人にとってTwo-verb words、つまりイディオムといったものは、それらしき日本語訳を結びつけてそれを丸暗記するのが当然のことと考えられているようです。しかしそのような学習は、暗記しては忘れ、忘れては覚えるといった無限暗記地獄に陥るだけだと言えるでしょう。
このような悲惨な学習に陥るのはいわば当然のこと。原因は「英語は英語の発想でとらえなければならない」という本質的な視点が欠けているからです。putを「置く」、offを「から」などとこれまた安易な日本語を当てはめ丸暗記を強制された学校時代から、すでに私たちは英語音痴に追いやられたといっても言い過ぎではないでしょう。
それでは、どうしてput offが「延期する」といった意味となるのでしょうか。これを「置く」や「から」の発想からはこれをイメージすることはほとんど不可能だと思います。
英語の発想では、putは「あらしめる」、またoffは「急速離脱・中断」の意味を持っています。つまり「ある対象を急速離脱・中断の状態にあらしめる」ということです。そのある対象を「会議」とすれば、それは「延期する」という意味に、あるいはその対象が、火とすれば「消す」ということに、あるいはその対象がガスとすれば「止める」ということになります。しかし重要なことはこれは日本語の発想からの訳語に過ぎないことです。
あるいはこれだけではありません。次の例を見てください。これらは本書にあげられた例文です。

   (1) Put the light off!
     明かりを消しなさい

   (2) Please
put me off at the next stop!
     次の停留所で降ろしてください!

   (3) Anxiety
put him off.
     彼は不安で(仕事などに)身が入らなかった

   (4) The accident
put him off drinking.
     その事故が原因で彼は酒を飲まなくなった

どれもが、「ある対象を急速離脱・中断の状態にあらしめる」ということになっていることがおわかりになると思います。

   (1) 「明かり(the light)を急速離脱・中断の状態にあらしめる」

   (2) 「私(me)を急速離脱・中断の状態にあらしめる」

   (3) 「彼(him)を急速離脱・中断の状態にあらしめる」

   (4) 「彼(him)を急速離脱・中断の状態にあらしめる」

「英語は英語の発想でとらえなければならない」というのは実はこのことなのです。

(2) 英語は分析的言語だ

英語の発想には、即物的傾向があります。つまり彼らは「ものなぞり」でものごとを表現します。
例えば、日本語の発想では「延期する」「消す」「止める」「脱ぐ」などと主体(主語)とその対象(目的語)によって様々な動詞表現をします。一方英語は単にput offだけでそんな表現を可能にしてしまう発想をもった言語なのです。
つまり英語は、簡単な基本動詞(Basic verbs)とDirection words(方位語)、教育文法で言う方位副詞や前置詞の組み合わせでものごとを表現できる特質を持っています。
このことを理解しないで、Two-verb wordsに適当な日本語訳を当てはめそれを丸暗記するというのは、とうてい不可能なことだし、そもそもそれは英語の学習とはかけ離れたものだと言えるでしょう。

   方位副詞の例
    away, back, down, up, off, on, out, over, up, etc.

   前置詞の例
    against, at, in, into, from, of, to, with, without, etc.

(3) 物理的な位置関係が心理的な状況にも類推される

基本的な動詞と方位語を組み合わせることによって様々な表現を可能にする、これが英語の発想です。少なくともこれが日常生活に多用される彼らの口語とも言ってもいいでしょう。
前ページにあげた(1)と(2)の用例は「明かりを消す」「降ろす」といった意味を表し物理的な位置関係を表していますが、同じput offを使った(3)(4)の用例では「身が入らない」とか「〜しなくなった」の意味となっています。これらの表現は明らかに異なっています。
後にあげた2つの表現には、比喩的転用(メタフォー)がなされているのです。要するにこれは「ものなぞり」です。わかりやすい例をあげると、Don't put the cart before the horse.「馬の前に荷車を置くな!」、つまり「本末を転倒するなよ」といったものがあります。この「不安が彼を急速離脱・中断にあらしめた」、「事故が彼を酒を飲むことから急速離脱・中断にあらしめた」というのもメタフォーです。このような表現法は日本語にもありますが、英語はそれを本質的に持っていると言えるし、それが英語という言語の特質と言っていいでしょう。
メタフォーによって単なる物理的な位置関係を心理的な状態まで高めるという英語の発想を知らないでいくら英語と格闘しても絶対に勝てません。

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