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日本式英借法について

これでは英語は話せない(日本式英作法について)


学校で教えている英作法を、英借法だと指摘する人がいます。実は私もその一人であり、それを激しく批判しています。
それでは英借法とは何でしょうか。たとえば、学校時代の英作のテスト問題を思い出してください。出題のほとんどはテスト範囲の課に登場した基本文や熟語を元にしたものとなっていたはずです。基本文と言われる文を提示し、その中の単語を入れ替えて英作するのが英借法というわけです。

(基本文の例)
あなたのお名前は何ですか? What is your name?
(テストの出題例)
あなたの住所はどこですか? What is your address?

ところが、「どこですか?」となっているので、Where is your address?とする生徒も登場します。教師は「ヤッタ!」とばかり、ぺけをつけます。
教師は平均点を上げるときは、わざわざ「あなたの住所は何ですか?」と出題し、「どこですか?」と変えては平均点を下げるわけです。
しかしよく考えてください。日本語では、名前は確かに「何ですか?」と聞きますが、住所を聞くのに「何ですか?」とは言いません。住所は「どこですか?」と聞くのが普通です。

それなら、本当の英作とは何かということを説明しましょう。
「あなたのお名前は何ですか?」という問題では、とにかく「名前を聞けたらいい」という視点が重要です。そこでまず次のことが表現できるかどうかがポイントなのです。

Your name, please!

これで十分通じます。私ならpleaseをつけていたら満点をあげます。そしてこれを元にして様々な文が考えられます。

    May I have your name, please.
    Can I have your name, please.
    Tell me your name, please.
    Give me your name, please.
    Will you tell me your name, please?
    What is your name?

上の文を3つに分けたのは、たいていの表現は「自分がどうするか」「あなたにしてもらうか」そして客観的な表現となるものです。またisを使った客観的な表現は時には不躾な表現となり、時においてWhat is your name?は尋問のような表現ともなり得ます。

また住所のものも参考にあげておきます。

    Your address, please!
    May I have your address, please.
    Can I have your address, please.
    Tell me your address, please.
    Give me your naddress, please.
    Will you tell me your address, please?
    Where do you live?
    Tell me where you live.
    What is your address?

最後に私が言いたいのは、始めから基本文を持ち出して、生徒にそれを使うことを要求し、型どおりの答えを要求する英作の学習はヤメにすべきだということです。
大切なことは、何かを伝えようと発したことばが、どれだけの真意が伝わるかということを段階を踏んで教えるべきではないだろうか。

まずはYour name, please!と表現できたらそれでいいのだということを基本にして、こんなことばをつけ加えると情報豊かな表現になるなどと教えるのがいいと思う。

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