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英語はいつか突然に話せるようになるのか?

マインドコントロールからの脱出その5
英語はいつか突然に話せるようになるのか?

テープを聞いていたり、ラジオなど英語の放送を聞いていたら、いつか突然に話せるようになるというのは実に甘い話である。オウムでもそんな芸当はできない。確かに、「あの頃我が子が突然話し出したなあ」という時期があることはある。しかしそれまでに親と子の涙ぐましい努力があったはずだ。親は片言が話せたと喜び、こんなことが言えるようになったと日々に涙するものだ。

ところが、日本人は「いつか突然に話せるようになる」などと呑気に考えている。呑気なことは結構だが、大の大人がそんなことを考えているとしたら、日本の将来も危うい。この日本人の呑気さが、信じられないような呑気さを持った英会話教材の購買数を支えているような気がする。実用的な会話文だとか、日常頻繁に使われている会話文だと言われ、毎日毎日セリフを覚えたらいつか突然に話せるようになるのだという。日本人には体質的にそんな受動的であり、消極的な学習法が身に合うようだが、それではいつまでも英会話などできない。

ある歌手が、森鴎外の「舞姫」という映画に出演したことがあった。場面はほとんどがドイツ、そこで彼はドイツ語のセリフを、当のドイツ人も驚いたぐらいの正確な発音であやつった。ところが膨大なセリフを丸暗記した彼が後になってドイツ語が話せるようになったという話は寡聞にして聞かない。

英会話は瞬時の英作だ。紙に書かれた英作の問題に解答する時間的余裕などまったくないのが会話だ。だからまずは片言でも話そうではないかと私は言っている。それで通じなければどうして通じないか考えたらいい。あるいは通勤中でも、勤務中でも口の中で自分の言いたいことを英作する。もちろん声に出せば頭を疑われるのでやめたほうがいいが、そんな日々の努力といった段階を経ることによってしか英会話などできない。今日から、どんどん英語でつぶやこうじゃないか。

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