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英会話は定型の文を丸暗記することなのか?

マインドコントロールからの脱出その3
英会話は定型の文を丸暗記することなのか?

今となっては懐かしいコマーシャルになったが、Passport, please!といったセリフが使われている、パスポートサイズのビデオカメラの宣伝があった。このセリフを日本の英語教育から説明すると次のようになる。

  
(1) passportは可算名詞だ、だから冠詞のaが抜けている。
(2) aが抜けていても入国管理官が提示を求めているのは「あなたのパスポート」であり、Your passport, please.としなければならない。
(3) この文には主語も動詞もない不完全なものだ。まずはShow me your passport, please.と言わなければならない。

文法的に言えば、まったくその通りであり文句のつけようがない説明だ。ところがこの説明には「人間」が存在していない。彼はパスポートを見るのが仕事だ。したがってaが脱落していても、あるいはyourが脱落していても何らの問題はない。相手に向かってPassport, please.と言えば、あのパスポートであるし、言われた人のパスポートであるのは当然だ。あるいは彼が次のようなセリフで提示を求めてもそれは彼の気分次第だ。

Passport, please.
Your passport, please.
Show me your passport, please.
Will you show me your passport, please?
Would you show me your passport, please?
Would you mind showing me your passport, please?
Let me see your passport, please.
No passport?
Do you have a passport?

以上、ことばには定型はないということを知っておいてほしいものだ。彼らも私たちと同様、人を見て表現を変えるということだ

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