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英語はきちんと話さなければ一切通じないのか?

マインドコントロールからの脱出その10
英語はきちんと話さなければ一切通じないのか?

私が家族でドイツに行ったときのことだ。民宿に泊まり旅行の疲れも最高潮に達していた私たちを朝早く待ち構えていたのはそこの女将さんのけたたましい雄叫びであった。

(My) Flower pot steal, steal!

始めは何を言っているかわからなかったが、彼女の形相でどうやら「フラワーポットを盗まれた」と言っていることがわかった。私はそれも言うなら、My floor pot was stolen.じゃ、とツッコミを入れたものだ。彼女の英会話力はそんなものだった。

be動詞がなかっても、あるいは動詞の変化を間違っても通じるものだ。確かに文法を間違ってはならないというのは目標であり、到達点だ。しかしそれで口が凍るというのは情けない。いつかはきちんと話せるようになりたいが、今は発展途上だ。これだけの能力しかないが無理にでも通じさせてしまおうとする気迫を持つことだ。

また会話というのは相手の努力によっても成り立つことを肝に銘じてもらいたい。日本語においても小さな子供が必死にたどたどしく何かを伝えようとしても親は何が言いたいか聞き耳を立てたりことばを添えるものだ。あるいは外国の人がたどたどしい日本語で話しかけてきても自然とことばを添えてしまう。何度もくりかえさせさえすればだいたいのことがわかる。言葉というものはそういうものなのだ。

ところがこと英語に関しては、きちんと話さなくてはどうにもならないと私たちは信じ込まされている。このマインドコントロールをかけたのは英語教師だ。彼らは、きちんと話さなくてはどうにもならないと主張する人達だが、不思議なことに彼らに自由に英会話ができる人はほとんどいない。「日本人が英会話ひとつできないのは英語教師がいるからだ」の指摘は実はここにある。

My flower pot was stolen!も言えない生徒に、I had my flower pot stolen.の文を被害構文などと教えても身につかないのは当たり前ではないか。

参考に、文のしくみは次のようになっている。

My flower pot

was

stolen.

I

had

my flower pot

stolen.

ちょっと難しいが、次の文も同じ構造だ

Your wife

was
sleeping on the floor.

I

saw

your wife
sleeping on the floor.

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