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日本人だけが怯える発音

マインドコントロールからの脱出その1
日本人だけが怯える発音

私も大阪人だが、大阪弁は、ほとんどが子音で終わる英語には絶望的に不向きなことばかもしれない。と言うのは、標準語とされるものと比べて母音がとても強調されるからだ。特に次のような一語を発音させただけでもそれが大阪人であることはすぐ分かる。

「メえ」

「ケえ」

「イい」

「ハあ」

「テえ」

「チい」

ところがこのような発音をするのは、大阪人ばかりではない。イタリア人もやはり母音が強い。三段論法で言えば、「大阪人は母音が強い、イタリア人も母音が強い、ゆえに大阪人はイタリア人だ」ということになる。これが大阪人がラテン系と言われる私の解釈だ。

ところで、国民ごとに特有の発音があったり、発音できない音があったりする。例えば、フランス人は単語の頭にあるhを発音できない。Hilton hotelは「イルトン、オテル」であるし、日立という会社名は、「イタチ」なのだ。
あるいはドイツ人はどうだろうか。彼らはwhはvの発音となる。だからWhat is this?は「ヴァット イズ ずィス」となる。あるいはロシア人はI love you.をI loff you.と発音したりと、こんなことをあげればきりがない。

人はそれぞれ独自の文化の中で育ち、それを背負って生きている。言語というものは文化の最も根元的なものだ。loveのlが発音できない、busとbathの区別ができないのが日本人だ。しかし英語で一脈通じさせようとする場合、日本人だけが特に卑屈になっているように思えてならない。きれいな発音、通じる発音への努力は大切だが、それだけで口が凍ってしまうというのはおかしな話だ。
酒場に行ってBeerを注文しても、それがBearと聞こえてもだれもクマを連れては来ないものだ。インド人の英語、中国人の英語、米語、英語、それに日本人の英語があってもいいではないか。

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