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日本人が英語が話せない8つの理由

ファンクションメソッドによる英会話学習
日本人が英語が話せない8つの理由
(1) シチュエーションのセリフ覚えでは身が持たない

残念ながら、シチュエーションのセリフ覚えはまったく不可能です。人は様々な状況に置かれます。そんな場面にいちいち対応するセリフを覚えるというのは人間業(ワザ)ではないのは当たり前です。コンピュータでもできないのに人間にできるはずはありません。

「例のPassport, pleaseの入国審査」
「例の
May I help you?-I'm just looking.の店での買い物」
「例の
Please tell me the way to the station.の道を聞く表現」
「例の
Welcome to our house.の家に人を招く表現」

結局決まり文句を覚えるだけでいつまでも自由に英語が話せなく、覚えては忘れ、忘れては覚えるの無限地獄とならざるを得なくなるのは当然です。セリフを覚えるというのはただそれだけのことで、相手(ネイティブ)に変化球を投げられるととたんに沈黙ということになります。ただ、無限地獄を楽しみたい英会話マニアの人たちにとってはこれも楽しいでしょうが、英語を単なる道具として使いたい人にはお勧めできません。
これは数年前のことですが、ある歌手が森鴎外の「舞姫」の映画に出演し、ドイツ人もビックリのセリフを話していました。しかし彼がその後、ドイツ語を話せるようになったという話はまったく耳にしません。
そろそろ「英会話に一文丸暗記は当然、不可欠だ、もう丸暗記できない年齢になった」といった考えは捨てましょう。
ちなみに「駅などへの道を聞く表現」ですが、中学の英語教科書は七つの出版社から発行されていますが、その七つすべてが異なった表現であることを知ってください。そのすべてを覚えますか?
あるいは「別に七つの内の一つだけを覚えたらいいのではないか?」と言われる人がおられるかもしれませんが、逆に自分の覚えていない他の六つの表現を相手が使ったらあなたはどうしますか?

(2) 単語や熟語の丸暗記は有効か?

まず初めに指摘したいのは、大学生のことです。大学入試の突破には数万語の単語や熟語の丸暗記が必要ですが、彼らが英会話やTOEICに強いということはあまり聞きません。逆に彼らは大学に入学しても、ダブルスクールとやらで英会話学校に「駅前留学」をしているのです。
とは言っても、単語や熟語の暗記はある意味で不可欠なことでしょう。単語がわかっていないとlisteningもspeakingもreading、あるいはwritingもできないというのは当たり前のことです。
しかしその「当たり前」が「当たり前」ではないというのが私の意見です。よくよく考えていただきたいのですが、
人間のことばというものは単語のテストのように一語だけでは登場しません。たいていはフレーズとして、つまり「意味ある単位」として登場するものなのです
またこのことは英語教育者はまったく指摘していませんが、日本語は英語の発想とはまったく異なっていることです。
例えば、下にあげた動詞フレーズを見ていただけばすぐに気づかれることですが、日本語と英語の語順が異なっています。テレビなどで、「何かをゲットする」といった表現が飛び交っていますが、英語ではget somethingとなるのです。つまり「getする、何かを」が英語の語順です。

get a cold 風邪をひく
get a job 仕事を得る
get a taxi タクシーを拾う
get a lot of money 大金を稼ぐ
get a new car 新車を手に入れる、買う

また、同じ動詞を使っても日本語に訳すと多様な意味となってしまうことも忘れてはなりません。「風邪はひくもの」「仕事は得るもの」「タクシーは拾うもの」「大金はかせぐもの」「新車は手に入れたり、買う」ものなのです。
「ひく」「得る」「拾う」「稼ぐ」「手に入れる、買う」という動詞は何かと迷うことなく、英語を話す場合、
それぞれの動詞フレーズをひとまとまりの行為として覚えてしまうことが必要なのです。
彼らの日常会話はgetのような簡単な動詞を使って行われています。日本人は単語テストには力を発揮するが、こんな簡単な動詞も使えないのが現実です。これではhearingもspeakingもできないのは当然と言えます。

(3)「とっさの一言」を暗記すればそれでいいのか?
英会話にはセリフ覚えが不可欠だとマインドコントローに踊らされた人たちが行き着くのがこれです。一文丸暗記ができないが、「とっさの一言」なら覚えることができると考えた人が飛びついているのでしょう。しかし「とっさの一言」をいくら覚えたからといって、それはいつまでも「あいさつ英会話」の域を出ません。私も「とっさの一言」ではありませんが、「とっさのワンフレーズ表現」は初学者には不可欠だと言っています。しかしそれは次のステップ、つまりきちんと話せることに通じるワンステップという意味で使っているのであって、いつまでも舌足らずの幼い子どものような「とっさの一言」は害あって益なしということになるでしょう。
(4)音声を聴いていればいつの間にか英語ぺらぺらか?
ネイティブの子供も日常英語のシャワーを浴びて話せるようになるのだから、私たちもそれをまねるという発想がこの学習法にあるのでしょう。しかしそんな簡単なものでしょうか。子どもがその母国語を獲得するのはそんな単純なものではありません。親は子どもが話せるようになるように、片言で話し、それを子どもにオウム返しをさせて自然にことばを教えていくのです。これは日本人もネイティブも何ら変わりません。このプロセスがあるから子どもがいつの間にかきちんと話せるようになるものなのです。
またlisteningにも有効だと宣伝されていますが、私たちは幼い子供ではなく大人となっています。大人になればことばを音だけで認識するのはかなりむずかしく、やはり文字の認識と共にそれがなされなければならないのです。つまり何が話されているかは音声だけではなく、文字を通してされなければならないということです。私たちはオウムではありません。I want toがI wannaと発音されたり、I am notがI ain'tと発音されたり、I am going toがI gannaと発音される人たちもいるということを知っていなければ、発音だけでその意味を把握するなど決してできないのです。
(5) 文法や五文型さえわかれば英語はわかるのか?
みなさんが学習された文法、つまり五文型を始めとする教育文法は日本人しか通用しないということを知っておいてください。つまりこれらは日本人が英語をいかに日本語に解読するかということだけに使われてきたものです。したがってこれらはlisteningやspeakingといった現在必要とされる英語の場面には適応できない理論です。ただただ書かれ死んだ英文を解剖するメスのようなものだと言っても言い過ぎではないでしょう。
塾や学校の英語教師はこの文法理論のプロフェッショナルですが、彼らは受験英語や読解のプロではあるが、英会話のプロではないということです。例えば漢文の先生は漢文を日本語に解読できても中国語は話せないというのに似ています。
「日本人が英語を話せないのは英語の教師がいるからだ」と大前研一氏は指摘されていますが、私もそう思います。
(6)「ネイティブスピーカーに教えてもらえさえすれば」は有効か?
まずそれに答える前に、私は、日本人の中で「お金を払い、あなたに教えてもらったが、私はいまだに英会話が進歩したとは思えない。あなたの教え方が悪いのだからお金を返してもらいたい」という人が何人いるだろうかと思っています。これが欧米ならそれが通るか通らないか別にして、そのように抗議する人はたくさんいます。
私もネイティブスピーカーを不要だとは思いません。しかし彼らの多くは日本語が彼らの属するインド=ヨーロッパ族に属する言語ではないことに気づいていないことに大きな問題があると思います。つまりドイツ人やフランス人イタリア人に英語を教えるのとは極端に異なっていることに気づいていないということです。
彼らの多くは「英会話を教えるというのは、たどたどしくても表現できるが間違った単語を使ったり、この場面ではそんな表現は不適当だ」と教えるのが英会話の指導だと思っています。しかし彼が目の前にするのは「一言も話せなくただおどおどしている日本人の姿なのです」大切なことは、
日本人はたどたどしくても「ことばを紡いで話していく」という学習法を経験したことがないのです。だから、まったく話せないか、あるいはやっと暗記できたトラの子の英文しか話せないといった現実となっているのです。
ただ、私のアドバイスとすれば、
ネイティブ完備の英会話学校に行く前にしなければならないことがあるし、現在通っていてもしなければならないものがあるということでしょう。
(7) 「中学英語の英文法は英会話の基本か?」
まず言いたいのは、「いくら接ぎ木しても土台が悪ければ、花は決して咲かない」ということです。
他でも指摘しましたが、日本の英文法は「英語を日本語に読解するための文法理論」であり、この理論は日本独特のものであることを知っておいてください。
皆さんが英語を話すとき、「はい、主語は、助動詞は、動詞は、そして目的語は」などと単語を並べて話せるという、コンピュータでも不可能なことを当たり前のように教えているのがこの理論の信奉者です。
今でも、英会話の入門書を見れば、ほとんどすべての著者が、「中学の文法くらいは知っておかなくてはならない」と口をそろえています。
しかしこれが「日本人の英語音痴の元凶だ」ということにそろそろ気づくべきでしょう。
この教育文法に支えられた英語教育が、「6年学んでも、10年学んでも、英会話一つできない」人たちを作り出してきたのです。
ほとんどの日本人がそれによって英語音痴にされたのに、いまだにそれが教育現場や英会話教室で生き生きと生き続けているのが不思議です。
つもり「英語を知らない人が英語を教えている」というところに不幸があるのでしょう。
(8) 「語学留学すればすべて解決か?」

英会話学習者の究極の選択が、語学留学でしょう。語学留学さえすれば、すべて解決、ぺらぺら話せるようになって凱旋帰国ということになるのでしょうか。
ちょっと待ってください。例えば、外国に行っている駐在員やその家族のことを考えてください。彼らは少なくとも英語環境に身をおいて生活しています。だからといってすべての人が数カ月で英語ぺらぺらになるというのは不可能なことは彼らが証明しています。短期ではなおさら、長期でもそれだけの学習が不可欠なのです。
「英語環境に身をおいていれば、いつのまにか話せるようになる」というのはまったく甘い考えだということを知っておいた方がいいでしょう。
これは余談ですが、私の本がロサンゼルスの書店で売られていて、語学留学している学生が、「教材の資料を送ってください」と手紙をよこしたことがあります。私はその時、「あんた、何のために行っているんだ」と思わず声を上げたことを覚えています。
ちなみに、私のHP公開以来、メールで学習法を相談されたり、教材を購入された多くの方の中で、外国の駐在員の方、あるいはその家族の方が多数おられるという現実が、単に「英語環境に身をおけばいつのまにか」といった安易な考えがまったく間違っているという事実を表しています。

「昨年、イギリスに三ヶ月ほど語学留学する機会を得ました。
現地で一番欲しかったものは、やはり、日本人向けの英語教材でした。海外から日本人留学生がそちらへ問い合わせる気持ち、よ?くわかります。(*筆者注 これは私の主宰するファンクションメソッド英語研究会発行の英会話教材が海外駐在員や留学生によく購入されている事実から)
語学学校もやはり、日本人向けとは言えず伸び悩んでいるのは、日本人と韓国人ばかり?と思える程です。
学校にもよるかもしれませんが、学校での最初の授業日に「こんな調子では、絶対にダメだ」と実感したものです。他の日本人達と、早く日本に帰って英語の勉強をしたいもんだとよく話しておりました。何だかあべこべのような気がしますが。。。
ある程度、日本で英語の実力をつけてから(出来れば中級上?上級位まで)留学したほうが良いように思いました。特に、留学期間が半年以下であれば。。。

対策編に進みますか?
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