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「だから英語が話せない その傾向と対策」

「だから英語が話せない その傾向と対策」

■だから英語に落ちこぼれた No.9■

 「私は」「私たちは」の「です」の言い方

I am.
We are.
You are.
He is.
She is.
It is.
They are.

(傾向)

日本の中学英語教科書の多くは、be動詞の登場順をなぜか、isから始める。これは、This isやThat isから始め、It isやShe is、そしてHe is, Tom isなどと登場させるのが子供たちには理解しやすいと考えられているからだろう。
しかし、これは大間違い。ご存じのようにbe動詞isは、客観的な第三者の「存在」を表すことばなのだ。
と言うことは、日本の子供たちは、「自分が腹ぺこだ」とか「あなた、腹ぺこなの?」と表現できないのに、「彼は腹ぺこだよ」とか、「彼女は腹ぺこだよ」と表現しかできないことになる。大きなお世話だ!

Are you hungry?
Yes. I am hungry.

Is she hungry?
Yes. She is very hungry.

自分のことや相手のことも言えないのに、第三者の心配をさせるというのは、とにかくへんてこだと思わないか。
また、このbe動詞のisの意味を、始めの段階で「です」と固定させるのはどうかと思う。これは、be動詞の補語を名詞から始めるからこんなことになるのだ。

I am a boy.
She is a girl.

また私は、「英語教育に哲学を」と叫んでいるが、最も基本的な「存在」を受け持つbe動詞の説明に、どうして補語が名詞のものを真っ先に登場させるのか不思議でならない。やはり、単数や複数に変化したり、冠詞の問題が伴う名詞よりも、補語が方位副詞のものや形容詞のものを最初に登場させるべきだと思うのだ。

I am here.   You are here.    We are here.
I am happy.  You are happy.   We are happy.

たとえ、補語を名詞にしても、すぐに次のような表現が登場し、教師は「です」の看板をそっと降ろし、「これは意訳しなさい」とか「イディオムだ熟語だ、とにかく丸暗記しなさい」とくる。

You are a good singer.
あなた、歌がうまいね

Are you in trouble.
あなた、困ってるの?

* be in trouble =「困っている」と丸暗記させないで、「困っている」=troubleという範囲内=inに「存在する」=inとどうして教えることができないのだ。

(対策)

数年前に、私は南アフリカのアパルトヘイトを扱った映画を見たことがある。その映画に白人が黒人の子供たちに英語を教えている場面があった。
白人の青年が、たくさんの子供たちを前にして、次のように言う。

I

そうすると、子供たちは、次のように答える。

I am.

以下、同じように。

You. ----> You are.
We. ----> We are.
It. ----> It is.
She. ----> She is.
He. ----> He is.

もちろん日本語の字幕スーパーには訳されていなかったが、この場面は英語を教えるものにとって重要なものだと思う。
be動詞のroot senseは「です」ではないのだ。それは「存在」を表し、例えば、I am.と宣言すれば、「私は存在するよ」などとなる。そんなところで、日本の英語教育では、「です」などとインチキを教えている。

ファンクションメソッド(中嶋英語理論)では、be動詞の文は次のようなしくみとなとらえている。くり返すが、be動詞の意味は「存在」だけでよく、日本語に訳すのは別の問題だということだ。
私は、青色で表示しているのは、すべて補語と考えている。

I am up. * 方位副詞
私は存在する 上方に
私は、起きています

I am
in trouble. * 前置詞+名詞
私は存在する 困難な範囲で
私は困っています。

I am
a good singer. * (形容詞)+名詞
私は存在する 上手な歌い手として
私は歌がうまい

I am
hungry. * 形容詞
私は存在する 腹ぺこ状態で
私は、腹ぺこだ

I am
reading a book. * ~ing形動詞フレーズ
私は存在する 本を読みながら
私は本を読んでいます

I am (always)
scolded. * ~ed形動詞フレーズ
私は存在する(いつも)  叱られて
私は(いつも)しかられます。

I am (going)
to read a book. * (to) +原形動詞フレーズ
私は存在する(進行状態で) 本を読む(ことに向かって)
私はそれをするつもりだ

あなたも一度、自分の胸に手を当てて、I am.と宣言してください。また、誰かが目の前にいたら、次のようにことばを紡いでください。
ことばはワンフレーズから始まるべきだ。

Up? ----> Are you up?

In trouble? ---> Are you in trouble?

A good singer? --->Are you a good singer?

Hungry? ----> Are you hungry?

Reading a book? ---> Are you reading a book?

Scolded? ----> Are you (always) scolded?

(To)
do it? ---> Are you (going) to do it?

どうして、左だけのワンフレーズ表現ができるかわかりますか?
目の前にYouが、「存在」しているからだ。

---------以上、No.10へ-----

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