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「だから英語が話せない その傾向と対策」

「だから英語が話せない その傾向と対策」

■だから英語に落ちこぼれた No.14■

「動名詞って何だ!

I like reading.
Do you like fising?

Jim likes swimming.

(傾向)

教育文法では、動名詞の説明はいとも簡単です。
「動詞をing形にすると、動名詞となり、意味は「〜こと」となります」

そして、次の説明も加えられます。
「同じ動詞のing形の現在分詞と間違わないようにしてください」

I + like + reading a book.   私は本を読むのが好きだ
主語+動詞+目的語

I + am reading + a book.   私は本を読んでいます。
主語+助動詞+動詞+目的語

上のような説明を受けた、生徒たちの中には、「ああ、そうなんだ、be動詞につながるing形は現在分詞なんだな」と思いこむ者がでてきます。
そんな生徒に、次のような文が登場するとわけがわからなくなるのは当たり前です。

My wish is going abroad.   私の願いは、外国に行くことよ

(対策)

私の手元に、中学教科書(開隆堂Sunshine1、旧版)がありますが、少しインチキをしている部分があるという指摘から始めたいと思います。
進行形でも同じでしたが、彼らの動名詞の紹介はたいてい動詞一語だけの変化から説明することが多い。

例  She is swimming.    進行形
  She likes swimming.   動名詞

したがって次のような動詞に目的語や他の修飾語が結びついたものを初期の段階では登場させません。

例  She is swimming in the river.   進行形
  彼女は川で泳いでいる

  She likes swimming in ther river.  動名詞
  彼女は川で泳ぐのが好きだ

例  She is reading a book.   進行形
  彼女は本を読んでいる
  She likes swimming in ther river.  動名詞
  彼女は本を読むのが好きだ

たぶん、彼らの言い訳は、「初心者にはむずかしいから」ということでしょう。
しかし、これが子供たちを英語音痴にしているのです。
どうして、動名詞を次のように説明できないのでしょうか。

「動名詞は、動的な表現をするため動詞を変化させて使うものだ、したがって元が動詞だから、その動詞と結びついていることばもフレーズとして使われる」

つまり、「泳ぐこと」とか「読書すること」といった名詞はない、だからそれを変化させて名詞として使う、また「川で泳ぐこと」や「本を読むこと」といった「ひとまとまりの行為や状態」も名詞的なフレーズとして使われるということです。

Read a book.
I am
reading a book.
I can
read a book.
I like
reading a book.
I came home without
reading a book.

以上、私が指摘したいのは、現在分詞であろうが、動名詞であろうが、単なる動詞の変化ととらえるべきではないということです。動詞だけが変化するのではなく、それが導く動詞のフレーズ全体が変化するととらえなければなりません。

少し、専門的なことになりますが、進行形の文法的な説明が最近変化してきたことに気づきました。これは私が10年ほど前に著した最初の本に書いたことに近づいてきたと言えますが、ちょっと問題があります。
それは、次のような学者の説明です。

I am - reading.
主語+動詞+形容詞

これは、変な説明ですね、動詞や形容詞は品詞名であり、主語は品詞名ではありません。しかしこんな表記がまかり通っているのです。このことについては別に述べたいと思います。

さて、このreadingを形容詞とする説明は、次のような同じ進行形の文ではどう説明されるのでしょうか。

I am - reading a book.
主語+動詞+形容詞?

もしかして、形容詞が目的語をとるのでしょうか。

私の提唱している理論では、いとも簡単です。readingもreading a bookも「ひとまとまりのフレーズ」だということです。

---------以上、No.15へ-----

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