Determiners(限定詞)を知っておいてください
【ポイント】 Determinersをきちんと整理すればフレーズが作れる

日本の英語教育を受けたものが「英語が話せない」原因の一つに、このDeterminersをきちんと整理して教えないことにあります。とにかくバラバラに教えてわけのわからない状態にさせています。Determiners を、私は「決定詞、限定詞」と名づけていますが、これは簡単なことで、「とある一人の女の子」= a girlがいれば、「この女の子」=this girl、「どの女の子」=which girlなど、girlを様々に飾って表現できることばです。

【チャート】
1) 指示するもの    例 this girl(この女の子)
this, these, that, those
2) 所有関係を表すもの    例 my girl(私の女)
my, your, his, her, its, our, their, Tom's, my father's
3) 数・量を表すもの    例 one girl(一人の女子)
one, two, three, etc.
some, any, all, half, most, no
(a) few, (a) little, many, much,a lot of, lots of, plenty of
4) 集団の中の物・人を特定するもの    例 each girl(めいめいの女の子)
each, every; either, neither; both; cf such
5) 質・品質・特質。(人の)品性を表すもの    例 a pretty girl(可愛い女の子)
good, bad, clever, pretty, nice, easy, etc
6) 疑問を表すもの    例 which girl(どちらの女の子?)
which, what, whose,


■Determinersその1 指示を表すもの

this these that those

I like this doll. この人形が好きよ
I like these dolls. これらの人形が好きよ
This water is hot. この水は熱いよ
These boys are Tom and Bill. こちらの少年たちはトムとビルよ
*waterなど、「数えられない名詞」にはthese, thoseは使えません。


■Determinersその2 所有関係を表すもの

my your his her its our
their Tom's my father's

複数のものの所有格は、「my parents'」などとなります。

my father's watch
私の父の時計
my parents' house
私の両親の家
the children's room
その子どもたちの部屋
Lucy's new boy friend
ルーシーの新しいボーイフレンド

a girls' school
女子校
a boys' school
男子校
women's liberation
ウーマンリブ
women's room
女性用洗面所(便所)


■Determinersその3 数・量を表すもの

one two three four five
six
some any all half most
no
(a) few (a) little many much a lot of
lots of plenty of

「一人の女の子」=one(a) girl、「二人の女の子」=two girlsは問題ないですね。
でも、数や量を表しても、はっきりいくつか表さない限定詞があります。

○some---「全体の半分より以下の数、量」を表す
Some boys like baseball. 野球が好きな男の子もいる
I drank some milk 私は、牛乳をいくらか飲んだ
Would you like some coffee? コーヒーがほしいですか?

○any---「ゼロに近い数、量」を表す 見渡す限り「どんなもの」でも
Any boys like baseball. どんな男の子も野球が好きだ
I don't drink any milk. 私は牛乳をまったく飲まない

○all---「すべて、全部の数、量」を表す
All boys like baseball. 男の子はすべて野球が好きだ
All the boys like baseball. その男の子はみんな野球が好きだ
I drank all my milk. 私は、自分の牛乳をすべて飲んだ

○no----「絶対ゼロの数、量」を表す
No boys like baseball. 野球の好きな男の子はまったくいない
I drank no milk. 私は、牛乳をまったく飲まなかった

○half---「半分の数、量」を表す
Half the boys like baseball. その男の子たちの半分は野球が好きだ
I drank half my milk. 私は、私の牛乳の半分を飲んだ

○ most--「大部分の数、量」を表す
Most boys like baseball. たいていの男の子は野球が好きだ
I drank most my milk. 私は、私の牛乳のたいていを飲んだ

○(a) few, (a) little---「少ない数、量」を表す
A few boys like baseball. 野球の好きな男の子は少しいる
Few boys like baseball. 野球の好きな男の子はほとんどいない
I drank a little milk. 私は、牛乳を少し飲んだ
I drank little milk. 私は、牛乳をほとんど飲まなかった

○many, much---「多い数、量」を表す
Many boys like baseball. 野球の好きな男の子はたくさんいる
I drank much milk. 私は、牛乳をたくさん飲んだ

○ a lot of, lots of, plenty of---「多い数、量」を表す
A lot of boys like baseball. 野球の好きな男の子はたくさんいる
I drank a lot of milk. 私は、牛乳をたくさん飲んだ


■Determinersその4 集団の中の物・人を特定するもの

each every either neither both
such

Each boy likes baseball. 男の子めいめいは野球が好きだ
Every boy likes baseball. どの男の子も野球が好きだ

eachとeveryの区別は、ある集団の中の個に着目するか、やはり個はあるが全体に着目するかの差です。ただし、あまり明確な区別はないようです。

You look more beautiful each[every] time I see you.
私があなたに会うたびに、あなたはますます美しく見えます

Either boy likes baseball. どちらかの男の子は野球が好きだ
Neither boy likes baseball. どちらの男の子も野球が好きではない
Both (the) boys like baseball. 男の子の二人とも野球が好きだ

☆such 「そんな、あんな」の意味
suchは、名詞の前に置いて直接飾り、「そんな、こんな、それと同じような」と、何かを例示する意味を持っています。

I have never eaten such rice. 私はこんな米を食べたことがないよ
I have never eaten such good rice. 私はこんなおいしい米を食べたことがないよ

ただし、a, anがつく名詞の場合は、suchはa, anの前に置くことに注意してください。

I have never met such a woman. 私は、あんな女性に会ったことがないよ
I have never met such a pretty woman. 私は、あんな美しい女性に会ったことがないよ


■Determinersその5 質・品質・特質。(人の)品性を表すもの

●どんな〜」と飾る形容詞の限定用法
「踊る人」がいれば、「上手に踊る」人も、「下手に踊る」人もいます。その「上手な」「下手な」と名詞を飾るのが形容詞の働きの一つです。これを文法では「形容詞の限定用法」といいます。限定とは同じ踊る人(=a dancer)でも、「上手な(=good)」とか「下手な(=bad)」と限定するからです。

She is a good dancer.
彼女は上手に踊っているよ
She is a bad dancer.
彼女は下手に踊っているよ

あるいは、「大食いの人」も、「小食な人」も「大酒飲みの人」もいます。

a big eater a light eater a heavy drinker

さまざまな人がいるから、人生はおもしろい。

a light sleeper(浅い眠りの人) an old friend(旧友)
a good speaker (of Japanese) ((日本語を)話すのが上手な人)
a good(poor) cook(料理が上手な(下手な)人

●2つ以上の形容詞がならぶ語順
2つ以上の形容詞で、限定的に名詞を飾る場合は、その語順が問題となります。英語の参考書にもそれらを並べ立てて説明するものがありますが、実際にそんなに並べた文は下手な文です。でも原則はしっかりと覚えておいてください。

color
(色)
→ origin
  (起源)
→ material
  (材質)
→ purpose
  (目的) 
→ noun
  (名詞)
blue
青い
Chinese
中国製の
velvet
ベルベットの
curtain
カーテン

つまり、名詞との結びつきが強いものほど、名詞の前におかれます。

an old plastic bucket 古いプラスティック製のバケツ
the first three days 最初の3日間

   
something, anythingは名詞ですが、後ろに形容詞が来ます。

something strange 何か奇妙なもの
something hot 何か熱いもの


■Determinersその6 疑問を表すもの

which what whose

「この〜」「あの〜」と何かを指し示す表現があるのなら、「どちらの?」といった表現があるのは当然です。つまりthis, that, these, thoseに対応しています。

Which woman? どちらの女性なの?
Which woman do you like better, this or that? あなたはこちらとあちらでは、どちらの女性が好きなの?
I like this (woman). 私はこちらが好きよ

my, yourなど所有格に対応するのが、whoseです。

Whose child is this? こちらはだれの子どもなの?
It is Tom's child. トムさんの子どもよ

また、whatが「どんな〜?」といった意味で使われることがあります。

What kind of music do you like?
どんな種類の音楽が好きですか?

また、以下のようなage(年齢)、height(高さ)、length(長さ)、width(広さ)、depth(深さ)、weight(重さ)、size(サイズ)があります。

What age are you?
あなたは何才ですか?
--- How old are you?
What height is she?
あなたの背の高さはどれくらいですか?
--- How tall is she?

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