その3 補語が方位副詞のパターン
(b) 方位副詞をVOC感覚で使って

ネイティブの幼い子供は、「抱っこ!」と言うのに、Up! Up!と訴えます。

Kathy: Me up! Me Up!

彼らの関心事は、まず自分がUp.つまり「上方」に位置することなのです。それでどんな動作をしてMe upの状態になるかということで、pick(拾う、つまむ)という動詞が付け加わることになります。

Kathy: Pick me up!
V  O C

つまり、上の文にはI am up.と、Iという主体と、upで状態を表すCV感覚の文が隠されています。

Kathy: Pick me up.
   I (am) up.
抱いて 自分がiupの状態に→ 「私を抱き上げて!」

逆に「降ろして!」は、downを使うことになります。

Kathy: Down! → Me down!
→ Put me down
!
  V  O C

このような方位副詞をVOC感覚で使った例文をあげておきます。

Wake me up.  ← I am up.
私を起こして(目覚めさせて!)
Don't make me down. ← I am down.
私を落胆させないで!
Your talk always gets me down. ← I am down.
あなたの話を聞くといつも気分が滅入ってしまうよ!
You had better get your wife away to the country. ← Your wife is away.
奥さんを田舎に連れ出した方がいいよ
Get your hand off! ← Your hand is off.
さっさと手を離しなさい

[Let's try-113]
 VOC感覚の動詞フレーズ 方位副詞のもの

(1)
Will you back me up? 「上方」
私を支持してくれませんか?

(2)
Call me up.
私を(呼んで)起こしてください /私に電話してください

(3)
Will you pick me up at my home at five?
5時に私の家に(車で)迎えに来てくれませんか?

(4)
Keep your chin up.
気落ちしないでください /元気を出しなさい

(5)
Let me out at Oxforf Circus, please. 「下方」
オックスフォードサーカスで私を降ろしてください

(6)
Don't let me down.
私をがっかりさせないで/頼りにしてるからね

(7)
Let us see Mr. Smith off. 「急速離脱」
スミスさんを見送りに行きましょう

(8)
Let me through. 「貫通」
私を通してください

(9)
She would not let the dog out. 「範囲外」
彼女はその犬を外に出さなかった

(10)
Don't let the cat in. 「範囲内」
その猫を中に入れないで

※VOC感覚の動詞フレーズは、一定の動詞(V)が目的語(O)と補語(C)を導きひとまとまりの意味を表すものです。

現在形 過去形 原形 ing形 ed形

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