パターンで知る動詞フレーズのしくみ

●動詞はフレーズで覚えなければ役に立たない!

ネイティブの子供たちと私たちの英語学習とでまったく異なっているのは、彼らが日常生活の中で蓄えていくのは、一つ一つの単語ではなく、「動詞を含めたフレーズ」だということです。実際バイリンガルの友人に聞くと、動詞に続く単語はだいたい予想できると言います。つまり英語の感覚では、動詞と目的語や補語が一体化していることです。このことは私たちの日本語でもさほど変わらないことだと言えるでしょう。
 特に日本人が単に動詞を単体ではなく、動詞フレーズとして覚えることは、ネイティブにも増して大きい。このことはとても重要なことなのでここで確認しておきます。
 一つには、英語と日本語の発想がまったく異なることによって、動詞フレーズを見た時に、日本語の発想では補語や目的語をまず訳し、動詞に返るといういわゆる「後戻り訳」をしなければならない、という不便さを解消できることです。

例 
look happy 幸せそうに見える read a book 本を読む
write a letter 手紙を書く watch TV テレビを見る
liten to music 音楽を聴く play the piano ピアノを弾く

 もう一つは、日本語の発想として、日本語は動詞表現が豊かで動詞の種類が英語よりも多すぎるということです。これはネイティブが簡単な動詞を使って様々な表現をしているのとまったく異なったところです。

例 
have a headache 頭が痛い have a dream 夢を見る
have a fall どすんと落ちる take a walk 散歩する
give a yarn あくびする take a shower シャワーを浴びる

 さらにもう一つは、上の「頭が痛い」「どすんと落ちる」といった例を見るまでもなく動詞や目的語となっている単語の意味が一対一に対応しないことです。

 以上3つの点から、動詞フレーズとして覚えてしまうことが、日本語と英語の発想の違いを乗り越えることができる唯一の手段といえるでしょう。

Do I look pretty?
私って、可愛く見える?
Yes. You look very pretty.
そうね、とても可愛く見えるよ

 以下、動詞フレーズを5つのパターンに分類して説明をしていくことにします。

1. V感覚の動詞フレーズ
2. VC感覚の動詞フレーズ
3. VOC感覚の動詞フレーズ
4. VO感覚の動詞フレーズ
5. VOO感覚の動詞フレーズ

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